最新の『DJI Phantom3』を購入したので早速『DJI Phantom2』との違いなどを徹底解説いたします。
どうもオガパッチョ@happy_tasuです!
今何かと話題なドローン。
操作者次第では便利になったり、人に迷惑を掛けたりと、どんなものも千差万別です。
そのうち一家に一台ドローンを持つことが当たり前になるかも知れません。
ドローンのメーカー最大手であるDJIの最新機種『DJI Phantom3』を購入したので、旧機種である『Phantom2』とのあらゆる違いを比較結果としてまとめています。
パパっと読むための目次
ドローンとは
そもそもドローンを知らない人も居るかと思いますので簡単に説明します。
アメリカの空軍が偵察目的で発明した無人偵察機が元になります。
この軍事用のドローンは飛行機型ですが、よくニュースなどで話題にあがるのはヘリコプターの羽がたくさん付いているマルチコプターと呼ばれるドローンを指します。
DJIについて
DJIは中国のメーカーです。
中国と聞くと品質が心配になるかと思いますが、このDJI会社はそんなことはありません。
逆に他の国の会社のほうが不安定だったりすぐ壊れたりします。
このDJIのマルチコプターは高性能かつ誰でも簡単に操作でき、壊れにくいです。
日本のドローンメーカーはないのか?
一応あります!『PRODRONE』というメーカーはシンバルこそDJIのRONINを使用していますが、機体自身は国産です。また、PRODRONEでは3輪バイクとDRONEを有効活用した中継システムなんかもあります。
『DJI Phantom3』の性能
Phantom3からは付属のカメラが4KとなりわざわざGoPro4kを積む必要がなくなりました。
ジンバルも、カメラもPhantom3の通常版を購入しています。
気をつけて頂きたいのが、Phantom3『PROFESSIONAL』、『ADVANCED』は2種類あり、PROFESSIONALが金色で4K対応カメラを積んでおり、ADVANCEDが銀色でHDカメラを積んでいます。
見た目
Phantom2との比較
左がPhantom2(赤)、右がPhantom3(金)です。上から見た感じだとあまり大きさには変化はありません。
ただし、Phantom2(赤)高さと言った面では若干『GoPro』などのカメラを搭載するためか高く感じます。
カメラの上にDJIのエンブレムが付いているのですが、Phanrom3のPROFESSIONALバージョンではタグみたいな金属板で装着されています。
Phantom3のエンブレムは金色でゴージャス感がある!
結構使い込んでいるので少し黄ばんでいますが、ただの文字としてエンブレムが見えますね。
操作性
左がPhantom3で右がPhantom2です。
アンテナがPhantom2では通常1本のところをPhantom3では可愛らしいうさぎ耳みたいなアンテナ2本があります。
また、『電源』、『GO HOME』がボタンとなっており、一段とシンプルなデザインになっています。
前回のコントローラーには今までスマホをつけて操作していましたが、Phantom3からはiPadminiによる大画面で操作をすることが可能です。※Phantom2でも別途iPadminiなどをつけるグリップを購入すれば可能
また、Phantom2では画面操作(スマホにカメラ画面を表示して操作)する場合、リアルタイムでの転送する場合、かなり画質が悪くなってしまい、実機を見ながらの操作が良いです。
※転送画像は可変であるため画質を良くすることもできますが、少しタイムラグで表示されます。
それに比べPhantom3は機体のカメラからコントローラーであるiPadminiへ720HDの画像でリアルタイム転送し、表示していることから格段に操作を画面を見ながらできるので、とっても便利です。
飛行性能
Phantom3とPhantom2の大きな違いは飛行距離の大幅UPと下部に地面までの距離を測るための超音波とカメラを積んでいることです。
通常Phantom2のコントローラーのみでは500mしか電波が届きません。そこでPhantom2のコントローラーの右上についてるアンテナで750mまで延長出来るアンテナをつけています。
それに比べてPhantom3はうさぎ耳みたいな可愛らしいアンテナが2本ついているだけで、
『2kmまで飛ばす事ができるんです』
これはDJIで別途販売させている強力なアンテナ(日本円で約14万ほど)がコントローラーとPhantom3に標準装備されているからです。
地面との距離を認識するための超音波とカメラを積んでいるとどうなるか?というと屋内でも飛ばす事ができます。
羽を回すモーターにも差があります。
左がPhantom2、右がPhantom3です。Phantom3のほうがモーターのパワーが上がっており、Phantom2でも十分安定した飛行が可能でしたが、Phantom3ではそんじょそこらの風でも更に安定した飛行が可能です。
また、回転数が高くなるということで移動速度も早くなっています。
左がPhantom2のバッテリー、右がPhantom3のバッテリーです。
容量はPhantom2が上で、出力はPhantom3が上です。
そのため、飛行時間はPhantom2のほうが数分だけ長く飛べます。出力が高いのでPhantom3は高速移動が可能になったのかもしれません。
飛行時間はPhantom2は約25分、Phantom3は20分ほどです。
今後DJIのアプリがバージョンアップされることにより『POI』機能が使えるようになります。
POI機能というのは対象を指定したら、その対象の周りをカメラで捉えながら自動で円を描きながら空撮することが可能となる機能です。
4Kカメラの性能
こちらはPhantom2にGoProHERO4を搭載しています。
標準のカメラですと4Kでは録画できません。そこでGoPROHERO4ブラックエディションを搭載しているのですが、GoPROですと地平線が湾曲して録画されてしまったり、緑などの色彩が若干薄いという欠点があります。
こちらが新しいPhanrom3標準装備の4Kカメラです。
次回Phantom3での動画を公開しますが、非常に繊細にとれているため、動画再生時に一時中断すると、GoProの場合だとぼやけてしまうのですがDJIの4Kカメラですと草の一本一本がくっきり見れます。また、緑などの色彩がくっきり写り、地平線も湾曲しません!
距離
前記しましたが、Phantom2は500m、Phantom3は2kmまで飛行が可能です。
約4倍も飛行距離が伸びたということになります。
Phantom2とPhantom3の動画
Phantom2ではGoProHero4のカメラでの撮影を行っております。
Phantom3では標準装備の4Kカメラでの撮影を行っております。
Phantom3のカメラだと色彩がより鮮明に録画出来ているのがわかります。
おわりに
いかがでしたでしょうか(^^)
空撮を考えているなら、下手に安いおもちゃみたいなドローンを購入するとジンバルの性能が非常に低かったり、そもそもジンバル自体がなかったりするため、動画がぶれぶれで良い画が撮れなかったりします。また、飛行性能があまり高くないので風で流されてしまってホバリングもままならなかったりします。
初めての空撮でマルチコプター(ドローン)が欲しいという方はPhantomシリーズの購入を是非検討してみてくださいね。